2012年9月3日月曜日

ワークショップ開催趣旨

実験的なアプローチに基づく心理言語学研究では、主な解析手法として
t検定や分散分析が用いられてきた。しかし近年、 海外の心理言語学ではデータや実験デザインをより適切・柔軟に解析するには混合モデルを用いるべきであると議論されている。混合モデルを用いた研究事例がほとんどないという日本国内の現状を考えると、混合モデルについて知っている人、使っている人、海外の動向や混合モデルによる解析の長所を生かした実験デザインを議論できる人を一人でも増やすことが、我が国の心理言語学の発展にとって急務であると考える。そこで本ワークショップでは、継続的な議論に向けての第一歩として混合モデルの基礎および心理言語学研究における導入事例を学ぶ場を提供したい。  

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