文理解に関する研究でどの程度混合モデル解析が使用されているかを把握するため、論文誌における混合モデル解析の使用率を計算しています。
第3弾ではCognitionを取り上げます。計算の対象となったのは2011年、2012年の電子版が発行されている論文(全部で310本もありました)です。
このうち、線形混合モデルを使用している論文が35本ありました。使用率はわずか11%です。これまでに調べた3つの論文誌の中で最低となりました。
つぎに研究内容(文理解研究かそれ以外か)で分類してみました。その結果、文理解研究の論文がが36本、それ以外の研究領域(さまざまなトピックが含まれています)の論文が274本ありました。
この分類別の線形混合モデルの使用率を計算してみました。すると、文理解研究の論文のうち線形混合モデルを使用していは20本、使用率56%でした。また、他の研究領域では論文数が15本、使用率5.5%でした。線形混合モデルの使用が研究領域によってばらつくという傾向が顕著に見られました。
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